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死なないといけなかった 

あるところにどうしても行かなければならなかった。

でもそこは、死んでないと行けない場所。
正確には死んで、ある人物に生き返らせてもらえないと
行くことができない場所だった。

「本当にいくのか…?」

仲間が行った。黙ってうなずく。
もう決心はついていた。

「わかった。じゃあこれを飲め」

そう言って渡された小さな白い錠剤。
苦しまずに死ぬことができる薬らしい。

「安心して、すぐに生き返らせてもらうから!」

その言葉と裏腹に心配そうな仲間達。
でも当の本人は、これから死ぬってのに
何故か全然心配していなかった。

じゃあ逝ってくる。

そういって白い錠剤を飲み込み横になる。
心拍数が高まっていくのがわかる。
徐々に頭の中を暗闇が覆っていく。
あぁ、これが死ぬってやつなのか…

そして俺は意識をうしな…



わなかった。


あれ…?
俺、死ねてないぞ??



「本当、勇気あるよな」
「さっそく彼を●●のところに連れていきましょう!」


仲間のうちで話が進んでいく。
いや待って!俺死んでないよ!!
なんか死ねなかったんよ!!

そういうタイミングをすっかり逃してしまい狸寝入りを決め込む俺。
(どうしよう…かっこよく逝ってくるなんて言わなきゃよかった…)

そうこうしていると、耳元で電話が鳴った。
誰だこのタイミングで電話かけてくるヤツは!
今出たら俺が死んでないのバレちゃうじゃんか!

お構いなしに鳴り続ける電話。
いつまでも放置しておくと仲間が出てしまう。
意を決して起き上がり電話を取った。


「…も、もしもし!」
「あ、あのー今明太子がとてもお安く販売してまして~」



今日はそんな朝でした。
実話。
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